皆様こんにちは。
福岡のオールクラウド税理士・公認会計士事務所のクラウドコンサルティングです。

便利な豆知識をご紹介するこちらのブログ、今回も前回に引き続き、「公認会計士」についてまとめていきたいと思います!
前回の記事では、どうやって公認会計士になるのかをご紹介いたしました。
では、実際に公認会計士になれたあとはどんな働き方をしていくのでしょうか?
今回は公認会計士の仕事内容をご紹介していきます。
代表的な仕事は「監査」

日本には数多くの企業があります。
そのなかでも、証券取引所に株式を上場している企業や、資本金が5億円以上の企業のような大企業※は、法律にのっとった経営をしているかをチェックするための「監査」を受けることが義務付けられています。
※大企業:資本金5億円以上または負債の合計金額が200億円以上の株式会社
この監査をするのが、公認会計士の仕事です。(監査業務会計士の独占業務です。)
企業の収入や支出を記録した財務書類を調べ上げ、その内容に誤りがないかどうかを第三者の立場から徹底的にチェックします。
このように独立した第三者の立場から企業の経営状態をチェックすることで、企業が決算書に嘘の数字を書く粉飾決算を防ぐことができるのです。
粉飾決算は、株主が投資に関して正当に判断する機会を奪う行為であり、たくさんの人の経済活動に混乱を引き起こすものです。
監査によって、こうした事態が起きるのを防いでいる公認会計士は、まさに日本の経済活動を陰で支える存在だと言えます。
(^_^){仕事の幅は広い!

公認会計士の多くは監査法人に勤めています。
顧客となる企業はほとんどが大企業で、監査が中心の業務となりますが、監査以外にも公認会計士にはさまざまな仕事があります。
例えば、企業の経営や会計に関してアドバイスをするコンサルティングの仕事があります。

公認会計士ならではの専門知識を活かし、経営戦略やコストの削減やM&A(企業の合併買収のこと)について提案をすることで、企業の経営のサポートをします。
その他にも
・一般企業の経営企画室で働く
・一般企業の財務部門で働く
・コンサルティング会社で働く
・一般企業の経理部で働く(予算の編成や管理)
↑こんな選択肢もあります。
また、税理士と同じように税に関する書類の作成や申告を行う「税務」の仕事をすることもできます。
公認会計士の資格を取得すると、税理士会への登録さえすれば無受験で税理士の資格が取得でき、税理士としての業務を行うこともできるのです。
独立して事務所を開いている公認会計士の多くが、コンサルティングや税務の仕事を行っています。
(・o・){公認会計士に必要なのは?

公認会計士は極めて複雑な会計処理を確認することになります。
監査業務を行うときには、企業が提出してきた膨大な財務書類を見ながら、その数字が正確なものなのかどうかを徹底的にチェックしなければいけません。
決算期のような忙しい時期には、朝から晩までひたすら数字ばかり見ながら過ごすこともあります。
公認会計士は数字に強いことが絶対的な必要条件となります。

また、公認会計士には、間違っていることは間違っているとはっきりと意見を述べられる人が向いています。
公認会計士の代表的な仕事である監査は、企業が作成した財務書類に誤りがないかどうかを見極める仕事です。
場合によっては、企業に対して厳しい態度で間違いを正さないといけないこともあるかもしれません。公認会計士が「企業も大変だから、ちょっとくらい見逃そう」「面倒くさいから良いかな」「黙っておけば誰もわからないはず」という考えを持つことは厳禁なのです。
公認会計士が監査を行っていたにもかかわらず、あとになって企業の決算が間違っていたことが発覚した場合、企業の信頼を大きく損なうだけでなく、社会における公認会計士の存在意義自体が問われることになってしまいます。
相手の間違いに目を瞑らず、毅然とした態度で指摘できるような強い正義感が必要です。
( ;∀;){公認会計士の苦労
意外と体力勝負?!

公認会計士というと難関資格の士業ということで、華やかな仕事だというイメージがあるかと思います。
しかし実際は、地道な作業も必要とされる仕事です。

毎日、膨大な数の財務書類を相手にしながら、細かい数字とにらめっこをすることもしばしばです。
さらに、決算期のような忙しい時期には、朝から晩までこうした作業が続くうえに休日もなかなかとれません。
長い時間、集中力を切らすことなく、地道な作業を積み重ねていける忍耐強さが必要とされる仕事なのです。

また、公認会計士の監査業務には出張がつきものです。ときには地方や海外の企業に出張することもありますし、長期にわたる出張になることもあります。この職業には、意外と体力勝負、という一面もあるのです。
独立性を保つことの大変さ
公認会計士の仕事において、常に求められるのは「独立性を保つこと」です。
取引先の企業の監査を行う場合は、あくまでも第三者の立場から冷静に、経営状態や決算書をチェックしなければいけません。

万が一、決算書にウソや間違いがあるにもかかわらず「企業も大変だろうし、このぐらい見逃してあげよう(^_^;)」と考えて指摘をやめれば、後々そのことが発覚したときに、企業の信頼を損ない公認会計士としての責任問題にも発展してしまいます。
しかし、このように客観的な視点で厳しく指摘を続けることは、公認会計士にとって想像以上のプレッシャーになります。
企業の人たちが長い時間をかけて作り上げた書類の誤りを指摘しなければいけないのですから、ときには渋い顔をされることもあります。
それでも
「この企業の人とは仲が良いから…」
「これぐらいたいした間違いじゃないから…」
という自己判断で指摘をやめるわけにはいかないのです。
公認会計士は、強い信念を持っていなければ務まらない仕事だと言えます。

ここまで公認会計士の仕事内容や必要な能力、大変なところをご紹介いたしましたが、公認会計士の仕事についてなんとなく把握して頂けましたでしょうか?(*´∀`*)
決算期のような多忙な時期には毎日が残業ということもありますが、公認会計士の仕事は日本経済の健全な発展を支えているという誇りを持てる職業なのです。
次回は税理士の仕事、試験内容等まとめていきたいと思いますので、こちらもまたご覧頂けると嬉しいです。
株式会社クラウドコンサルティング

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