皆様こんにちは!(^_^)
福岡のオールクラウド税理士・公認会計士事務所のクラウドコンサルティングです。
今回は豆知識として、福岡市が指定されている
創業特区
についてまとめていきたいと思います。
福岡市には若く勢いのあるIT関連企業やベンチャー企業がどんどん増えています。
なぜ若い起業家たちは福岡市に集まるのか?
その秘密をご紹介いたします(^_^)
そもそも、創業特区って何?
「特区」とは「特別区域」の略です。簡単に言うと経済活性化のために、地域限定でこれまでの規制や制度を改革し、その効果などを検証する場です。
現在、国内10の地域が「農業」や「観光」といったテーマで、国家戦略特区に選ばれており、このうち福岡市は「創業の拠点」となりました。
国家戦略特区について詳しくはこちらのブログをご覧ください⇒【豆知識】国家戦略特区って何?
福岡市は創業特区に指定されています!
前述の通り、政府が行っている国家戦略特区は福岡市を含めた10地域が指定されており、福岡市はグローバル創業・雇用創出特区(創業特区)に選定されています。
創業特区としての福岡市の役割は、スタートアップ企業やベンチャー企業などの創業を支援し、開業率向上・新ビジネスの創出を担うことです。
数ある都市の中で何故福岡市が選ばれたのか?
福岡市が創業特区に選ばれた理由を簡単にまとめてみました。
①コンパクトで住みやすい
⇒通勤時間の平均は34.5分で、国内7大都市圏で最短です!ストレスなく通勤できます。
②アクセスが良い
⇒地下鉄で「天神~福岡空港」は11分、「博多駅~福岡空港」は5分と、かなりアクセスが良いです。「福岡~上海」間と「福岡~東京」間の距離はほぼ同距離の1000キロ圏内。)
③人口が増え続けていて、人材が豊富
⇒若者(15~29歳)の人口比率」は19.5%で、政令市の中でトップです!
④ビジネスコストが安い
⇒1坪当たりの1か月の家賃は東京エリアが18600円、名古屋が10152円、福岡エリアは9408円です!!
ちなみに、開業率・起業者に占める若者の割合は、21都市中福岡市が三年連続1位、起業者総数における若者(25~34歳)の割合も21都市中福岡市が1位となっております!!
参考サイト⇒3年連続開業率1位! あなたのチャレンジ応援します!
このサイトは福岡市がNO.1になっているデータが集められていて非常に面白いので良かったら見てみてください⇒Fukuoka Facts
創業特区に指定されて何が始まったか?
①スタートアップ法人減税
創業したての事業所に対して、法人税を軽くするという制度です。
この対象となるには、「設立日が平成26年(2014年)5月1日以後」「本店が福岡市など国家戦略特区にある」等の各種要件を満たす必要があります。
また、下記の4分野で一定の革新的なビジネスを実施するというのも重要な要件です。↓
減税される期間は「設立の日から5年間」です。
参考⇒福岡市「グローバル創業・雇用創出特区」情報サイト
②スタートアップビザ
外国人の創業を促進するために、国家戦略特区に指定されている福岡市で特例的に認められた制度です。
外国人の起業に必要な「在留資格(経営・管理)」の所得要件を、特例的に緩和します。
平成27年12月の受付開始日には、フランス人起業家がこのビザを申請し、創業活動確認証明書を交付されました。
③スタートアップカフェ
起業家支援施設として2014年10月11日に、天神のTSUTAYA内にオープンしました。
カフェには無料Wi-Fiがあり、電源も無料で使用できます。
起業に役立つセミナーが頻繁に開催されている他、常駐の弁護士からアドバイスをもらえる「雇用労働相談センター」も併設されています。
24時まで営業していて、仕事帰りに立ち寄ることもできます。
スタートアップビザの申請受付場所もこちらです。
④スタートアップ奨学金
卒業後に地元・福岡で就職、創業した場合に返還が免除となる奨学金です。
福岡市内の対象の大学に在籍し、海外の大学に半年~1年程度留学する日本人大学生5名程度が対象で、1人当たり年間最大120万円を借りることができます。
創業特区とは何なのか、なぜ福岡市が国の創業特区に指定されたのかがお分かりいただけたでしょうか。
都市でありながら自然にあふれており、市街地へのアクセスも海外へのアクセスも便利な立地の良さが魅力です。
立地の良さに加え、政府のバックアップ体制も充実しているため、今後も福岡市で起業する方が増えてくるのではないでしょうか?
皆様も一度福岡市に来てみてください!
通勤も買い物も便利、人も温かく良い場所だなと思ってもらえると思います(*´∀`*)
株式会社クラウドコンサルティング